蓮根おじさんの覚書き

はじめまして。

先月グアムの野外射撃場に行って数種類の拳銃を撃ってきました。
その様子を某巨大掲示板に書いたのですが、ブログにも残しておきたいので登録しました。
掲示板に書いたのを改変してこのブログに残しておきます。




高校生だった三十数年前、月刊Gunという雑誌にブラックホークを始めとする44マグナム拳銃で数十メートル離れたブタやニワトリの形をした鉄板を撃っている記事がありました。
命中させる為に座って撃ったり寝て撃ったり色々工夫をしていたような内容だったような気がします。
それを読んで、いつかは自分も挑戦してみたいと思ったことがありました。

そして先月CQBグアムという野外射撃場で挑戦してみました。

的は厚さ1センチちょっとの直径30センチの鉄板。60ヤード先の崖の中腹に設置。高さは2メートルくらい。

拳銃はルガースーパーブラックホーク。

これは両手で撃っても反動ヤバかったです。

フロントサイトが迫ってくると言ってた人がいましたが、正にその通りです。
そして18発撃ち続け、結果はなんとか2発命中、まぐれの範囲内ですね。

あんまり当たんないし、なんかもう飽きてきた、と銃のせいにします。

でも土煙りで着弾がかなりいいとこまでいってたので

「あの的、人間の大きさだったらもっと当たってましたよねぇ」

負け惜しみ気味にレンジマスターに聞いてみたら

「充分当たってますよ」
と、なぐさめてもらったので、友人やシューティングバーのサキちゃんには命中させた事だけを強調して自慢する事にして、残り11発を片手で撃つ事にしました。

片手で反動を楽しみたかったのと1発でも命中させられればさらに大げさに自慢してやろうと思ったからです。
当然、ハズしたら内緒にしときます。

で、片手撃ちにしました。
拳銃、特にシングルアクション系のリボルバーはやはり片手撃ちですよね。

姿勢は的に対して横向き、スタンスは広め、左手は当日浴衣を着用してたので帯に掛けて、右手は的に真っ直ぐ向け初弾発射。

片手で撃つと銃口が真上にあがっているのがはっきり認識できます。
7.5インチなので長く狙っていると照星がプルプルするので、照準が合ったらすぐ発射、2、3、4、5と同じタイミングで撃って、ついに6発目で的が崖からずり落ちました。

「やったー、ついに片手で一発あてられた～、オレすげー、シューティングバーのサキちゃん話してほめてもらおーっと」
と瞬時に考えながらレンジマスターの方見ました。
レンジマスターもニコニコしながら

「いやあ、素晴らしいですね。全弾命中ですよ」

「え・・・？ ほんと・・・？」

「音聞こえませんでしたか？」

「あ、いや、耳栓してたし・・・」

6発みんな命中してたみたいです。
そういえば土煙りがあがってなかったな。

「そっかあ、片手で６発全弾命中させたんだあ」

なんかじわじわと嬉しさがこみ上げてきます。
少年の頃の夢がかなった瞬間です。

このときは動画は撮ってなかったのですが仮に撮影してたら、そして1発目で命中していることが認識できたら、絶対命中させようとスケベ心を起こして全弾命中させる事はできなかったと思います。

残り５発は動画を撮ってもらいましたけど案の定、次は命中させようと時間をかけて狙い過ぎて5発中1発しか命中させられませんでした。
そしてその日の射撃を無事終えました。

次は１００ヤードに挑戦してみたいです。

んで、今夜はシューティングバーに行ってサキちゃんにほめてもらおうと思います。