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眠月
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リボルバー拳銃と昼寝ときゃりーぱみゅぱみゅが大好きです。

2016年07月13日

引鉄の如く乳首を絞る

引鉄の如く乳首を絞る

また牧場の話だけど、そこは観光牧場なため僕がやっていたレザークラフトや木工、そしてウインナー作りの体験学習の他に部署は違うが、乗馬や牛の乳搾り体験というコーナーもあり、夏休みや修学旅行の時期はそこそこ繁盛していた。

特に乳搾り体験は1回乳牛の乳を少し搾って300円とボッタクリみたいな値段であったがケッコウ人気があった。
特に女子学生や未婚と思われる若い女性は、ほんの少し牛の乳に触れ、搾乳し、わずかな乳が搾れただけで

「やわらか~い」

「あたたか~い」

「きゃー、出た出た出たぁー」

などと、非常に感激していた。
これは、同じ産む性、そして同じ哺乳類としてあい通ずるものがあるんだなぁ、などと僕は勝手に解釈していた。

女の子達の感激している様子を遠目に見ながら、一度も搾乳の経験ががない僕は
「よーし、いつかあのオッパイを触ってやるぞ~」
と心に誓った。

そしてその誓いから程なくしてオッパイに触れる機会が訪れようとしていたのであった。



そんなある日の夕方、仕事を終えヒマになった牧場仲間約10人が集まって突然、飲み会を開く事になった。酒は近くの店で買って来て、つまみは牧場内のレストランから余ったラム肉をチョイと拝借してくればいい。

場所は牛舎の二階の詰め所に決まり、早速ジンギスカンパーティーが始まった。

支配人の悪口から始まり、宴会にいない者の噂話、誰それがくっついただの離れただの下らない話に続き、ギターで女々しい歌を歌う団塊の世代のオッサンもいれば、エレキにアンプを持ち込んで、自作のロックをガナリたてる兄ちゃんもいるし、下手な二胡をギコギコやって者もいた。


時間もかなり経過してみんなイイ感じで酔っぱらいっていた。
僕も程よく酩酊していたが、急に尿意をもよおしてきたので下に降りる事にした。

少し歩けばトイレがあるが面倒くさいのでそこまで行かずに草原のど真ん中でする。

「はぁ~、星がいっぱいだ~」

星を見ながらため息をついてチョロチョロと用を足した後、しまいこもうと下を見ると自分の影に気がついた。
斜め後ろを見上げるとに少し欠けた月が夜空に浮いてていた。

月の光で映った自分の影を見るのは、生まれて初めてのような気がした。


用を済ませて牛舎に戻り、二階に上ろうとしたが、一階の柵の向こうで横になって寝ている牛が気になった。

柵まで近づいてその牛をよく見て、いや、よく見なくても、その豊満な乳房で一目でわかった。
その牛は、乳搾り体験で万人にその豊かな乳を触らせている乳牛のウシ子さんではないか!←勝手に命名

辺りを見回した。

誰もいない。

二階では酔って寝ている者もいるだろう。

僕は音がしないように柵を越えそっとウシ子さんに近づいた。

ウシ子さんは熟睡しているようで僕の行動に気がついていない。

チャンスだ。

ウシ子さんの乳房の近くに僕は近づき、しゃがみこんだ。
右手の指先でチョンと乳房をつついて様子を見たが、ウシ子さんにはなんの反応もない。やはり熟睡しているようだ。

それから、二度、三度、四度五度と何度もつついてみた。

「やわらか~い」

やはりウシ子さんの反応はない。僕はだんだん大胆になってくる。
今度は手のひらを当ててモミモミしてみる。

「あたたか~い」

やはりウシ子さんの反応はない。
そして益々エスカレートしていく。

僕の手は彼女の乳首をまさぐり、親指と人差し指で輪を作った中に思いのほか大きなその乳首を輪の中に入れて包み込むように掴んだ。


彼女の乳首の根元を銃の引鉄を絞るように、やんわりと人差し指に力を入れた。
銃の場合は人差し指だけを絞ればいいわけだが、この場合はさらに中指、薬指そして小指と徐々に力を入れていかなければならない。

そして優しく、そぉーっと搾ってみた。

「きゃー、出た出た出たぁ」

乳首の先からジワリと乳がにじみ出る。
初めての乳搾りで乳が出た。とてもうれしい。

産む性だとか哺乳類だとか、そんな理屈を越えて素直に感激感動してしまった。

何度か繰り返してコツをつかんだので、少し動作を早くしてみた。

ニュッニュッニュッと規則正しく搾る度に乳首の先から飛び出た白い乳は、小さな放物線を描き、僕の足下の地面に染み込んでいった。

「すげー!」

ますます感激!

彼女は昼間の野良仕事で疲れているのか相変わらず熟睡中である。

「……」

乳を弄ぶ手を止め、しばらく彼女の様子を見ていたが、何をしても起きないと確信し、さらによこしまで大胆な考えが浮かんできた。

「なめてみよう…」

僕は、彼女の乳首を親指と人差し指の間にはさみ、口に含むべく、さらにかがみこんだ。

その時…

「蓮根さぁぁぁん←(仮名)」

と僕を呼ぶ声がした。

ギックゥ~~~~ッッ!!

固まった。

声の方を見ると、一緒に飲んでいたM君だった。

「何やってんすか?」

「あ、いや、ひょっと、うひ(牛)の様子を見てたんらよ」

酔った上に焦ったのでロレツが回ってなかった。

「ずっと戻って来なかったから、家に帰ったかとおもいましたよ。また飲みますよ」

気がつかなかったが、結構長い時間オッパイを触っていたようだ。

「あっ、そっかそっか、悪かったね~」
と謝りながら、詰め所に戻るM君について行った。

途中、M君は急に振り返り、ニヤリと笑いながらこう言った。

「蓮根さん、早く嫁さんもらえば。牛より人間のオッパイのほうがイイでしょ」

シッカリ見られていたのである。

詰め所に戻ってから、口の軽いM君は、これら事をみんなにベラベラとしゃべくりまくっていた。

バカヤロー!

その日から僕は「牛に夜這いをかけた男」として牧場内で有名になりましたとさ。

あ~、なさけない。


アレから十数年、未だに嫁は貰えていません。





Posted by 眠月 at 11:52│Comments(0)
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