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Posted by ミリタリーブログ at

2016年08月04日

ホルスターの補強



ホルスターの製作途中なんですが、安くて質の良くない革で、抜撃ち用に切り込みを入れたらヘナヘナになってしまうので0.5ミリのステンレス版で補強しました。



あとは高いけどいい革を張って縫い込んでいく予定です。

9月のグアムではこのケースに本物の拳銃を入れて抜撃ちの練習をしたいにゃあ(#^^#)




ホルスターが完成したら今度はモデルガンにレーザーモジュールを埋め込んで引鉄を引いたら発光できるように改造してみたいと思います。

違法じゃないよね?


  

Posted by 眠月 at 18:00Comments(0)

2016年07月19日

ホルスター



今度9月にグアムに行ってまたⅯ66を撃ちまくりたいので、自分に合ったホルスターを作っています。




何年かぶりの革工芸なのと質の良くない革が材料なので、どんなふうにできるかはわかりませんがとりあえずガンバってやってみますね。 
















本当は煙草入れとか腕時計のベルトなんか作ってたんですが全部人にプレゼントしてしまって自分の手元にはほとんど残ってません。
なので、時計のベルトもついでに、自分用のを作ってみたいと思ってます。










  

Posted by 眠月 at 14:54Comments(0)

2016年07月15日

皮は裂け、肉は飛び散り、赤い液体が・・・



またまた、近所の牧場で仕事をしていたときの話。

前に書いたようにそこは観光牧場なので、僕は見学の修学旅行生や遠足の生徒達、一般のお客さんにバター作りやウィンナー作り、レザークラフト、木工、簡単な陶芸やその絵付けなどを体験させる講師のような仕事をしていた。
そのなかでウィンナー作りが一番大変だった…


ウィンナー作りは少し難しいので小学生以上のお客さん数人程度が対象だったが、その日はある幼稚園の園児十数人にウィンナー作りを教えなければならなかった。


豚モモの挽き肉250グラム、香辛料、羊の腸の皮、ケチャップ、マスタード、ボウル、肉を搾り出すグリースガンのような器具、その他諸々を人数分準備し子供達が来るのを待っていた。


しばらくして先生や保護者数人に引率されて子供達がワラワラと入ってきた。
各自手を洗わせ、さらに手に消毒用アルコール吹き付け、テーブルにつかせようとするが騒がしく落ち着きのないガキ… いや子供達は統制のとれていないゲリラ集団の如くなかなか思うよに動いてくれない。なんとか先生方に協力してもらってようやく席につかせた。
「先生、ちゃんとシツケろよ」と思った。


やっと皆が揃った所でウィンナー作りを始めた。


「みなさぁぁ~ん、こんにちゎぁぁぁ~」


挨拶をする私に対してバラバラに挨拶をするガキ共… いや子供達。


私は自分の耳に手を添え


「きこえないぞぉぉ、もーいちどげんきよくぅ、こ・ん・に・ち・わあぁー!」


気分はNHK教育テレビのお兄さんである。


「いまから、おにーさんがうぃんなぁのつくりかたをおしえま~す。おいしいうぃんなぁをつくってくださいねぇー。でわでわ、はじめまあす」



子供に迎合する自分。某部隊の後輩には絶対見せたくない姿だ。しかもその時、中年ど真ん中なのに調子ぶっこいて自分のことを「おにいさん」とか言ってる自分もイタかった。


ウィンナー作りを簡単に説明すると
まず挽き肉に香辛料を入れて捏ねまくります。
次に捏ね終わった挽き肉をグリースガンみたいな器具に詰めます。
グリースガンの先っちょに羊の腸の皮を全部かぶせます。
そして、引き金で肉を押し出して腸の皮につめていきます。
んで、詰め終わったら5、60センチ位になるので10センチほどにひねってねじります。
それを80度のお湯で20分茹でて出来あがり~~。

だが しかし

だがしかし、統制のとれていないガ… 子供達にそれを教えるのは至難の技だった。




実際始めてみると、響きわたる悲鳴に似た奇声、皮が裂け肉片が飛び散り壁に張り付き、ドロリとした赤い液体が滴り落ちる←ケチャップ



そこは、エド・ゲインやハンニバル・レクターも裸足で逃げ出すような凄惨な現場になった。鼻ほじりながら肉をこねているガ… 子供もいたし…



それでもウィンナーだか肉団子だかツクネだか不明だが先生や保護者の協力もあり何とかカタチはできた。


あとは茹でるだけだった。子供達は茹で上がるのをワクワクしながら待っている。


そして茹であがって大皿に盛られたウィンナー(?)を見て子供達はワァーと声をあげた。


「さあ、できましたよぉ、どうぞたべてくださいねー」


盛られた皿に一斉に子供達の手が伸びる。子供達は皆おいしいおいしいと言いながら食べている。


無邪気にはしゃぐ子供達の姿を見て私は
「生まれて数年、この子達は自分らで物を作って食べるなんてことはおそらく初めてのことだろう。これをキッカケにこれからもこの子達は物作りの素晴らしさ楽しさをわかってもらえたらいいな」
なんて柄にも無いことを考えていた。


その時、ひとりの女の子が私に近づいて来てウィンナーを差し出した。


「はい」


「う″…」


どうやら私に食べてもらいたいらしいのだが…


女の子はキラキラした目で私を見つめていた。先ほど鼻をホジっていたガキ… いや子供もキラキラした目で私を見つめている。意を決して一口食べた。


「お、お、おいしいよ… うんうんとってもおいしいよ」


「わあぁーっ!」っと喜ぶ子供達。


ベドウィン族にラクダの肝を勧められたアラビアのロレンスの気持ちが分かったような気がした。



はい、おしまい。
  

Posted by 眠月 at 06:06Comments(0)

2016年07月14日

片手撃ちにこだわる



海外の射撃場ではほとんど片手撃ちと書きましたが、二十歳そこそこのころ拳銃の成績が割と良かったので特別に訓練することになりました。  

一週間片手撃ちオンリーの練習です。

よく考えれば、もともと拳銃というものは片手で撃つために発明されたものなので、その理念からすれば片手撃ちの練習も当然だと思います。
handsgunじゃなくてhandgunなんですからね。

西部劇(特にマカロニウェスタンが好きです)や昔のギャング映画、コルトのジョーや抜き打ちの竜、そして月光仮面の両手撃ちはあまり見たことがありません。




そんなわけで片手で練習してるとだんだんコツがわかってきます。

できるだけ手首、肘、そして肩の力を出来るだけ抜いて撃つと両手撃ちに近い命中率になります。


ただこれだと連射はちょっと厳しいし自動拳銃だと排莢不良の連発、44マグナムのブラックホークを撃つと銃身が顔に迫ってヤバ過ぎ。



それでも片手撃ちにこだわるのは、それはやっぱりカッコいいからです。
外した時は 
「いや~、両手だったらあたるんだけどねぇ」
と言い訳できるしね←じゃ、両手で撃ってみろよ、というツッコミはなし)

サバゲー全盛の今時、全然はやらない射撃法ですけど、おじさんは時代遅れの撃ち方にこだわるのです。


なので今度の9月はM500の片手撃ちに挑戦してみます。
当然、的にも命中させるよう頑張りますにゃんにゃん(^ ^)









  

Posted by 眠月 at 12:46Comments(0)

2016年07月13日

引鉄の如く乳首を絞る



また牧場の話だけど、そこは観光牧場なため僕がやっていたレザークラフトや木工、そしてウインナー作りの体験学習の他に部署は違うが、乗馬や牛の乳搾り体験というコーナーもあり、夏休みや修学旅行の時期はそこそこ繁盛していた。

特に乳搾り体験は1回乳牛の乳を少し搾って300円とボッタクリみたいな値段であったがケッコウ人気があった。
特に女子学生や未婚と思われる若い女性は、ほんの少し牛の乳に触れ、搾乳し、わずかな乳が搾れただけで

「やわらか~い」

「あたたか~い」

「きゃー、出た出た出たぁー」

などと、非常に感激していた。
これは、同じ産む性、そして同じ哺乳類としてあい通ずるものがあるんだなぁ、などと僕は勝手に解釈していた。

女の子達の感激している様子を遠目に見ながら、一度も搾乳の経験ががない僕は
「よーし、いつかあのオッパイを触ってやるぞ~」
と心に誓った。

そしてその誓いから程なくしてオッパイに触れる機会が訪れようとしていたのであった。



そんなある日の夕方、仕事を終えヒマになった牧場仲間約10人が集まって突然、飲み会を開く事になった。酒は近くの店で買って来て、つまみは牧場内のレストランから余ったラム肉をチョイと拝借してくればいい。

場所は牛舎の二階の詰め所に決まり、早速ジンギスカンパーティーが始まった。

支配人の悪口から始まり、宴会にいない者の噂話、誰それがくっついただの離れただの下らない話に続き、ギターで女々しい歌を歌う団塊の世代のオッサンもいれば、エレキにアンプを持ち込んで、自作のロックをガナリたてる兄ちゃんもいるし、下手な二胡をギコギコやって者もいた。


時間もかなり経過してみんなイイ感じで酔っぱらいっていた。
僕も程よく酩酊していたが、急に尿意をもよおしてきたので下に降りる事にした。

少し歩けばトイレがあるが面倒くさいのでそこまで行かずに草原のど真ん中でする。

「はぁ~、星がいっぱいだ~」

星を見ながらため息をついてチョロチョロと用を足した後、しまいこもうと下を見ると自分の影に気がついた。
斜め後ろを見上げるとに少し欠けた月が夜空に浮いてていた。

月の光で映った自分の影を見るのは、生まれて初めてのような気がした。


用を済ませて牛舎に戻り、二階に上ろうとしたが、一階の柵の向こうで横になって寝ている牛が気になった。

柵まで近づいてその牛をよく見て、いや、よく見なくても、その豊満な乳房で一目でわかった。
その牛は、乳搾り体験で万人にその豊かな乳を触らせている乳牛のウシ子さんではないか!←勝手に命名

辺りを見回した。

誰もいない。

二階では酔って寝ている者もいるだろう。

僕は音がしないように柵を越えそっとウシ子さんに近づいた。

ウシ子さんは熟睡しているようで僕の行動に気がついていない。

チャンスだ。

ウシ子さんの乳房の近くに僕は近づき、しゃがみこんだ。
右手の指先でチョンと乳房をつついて様子を見たが、ウシ子さんにはなんの反応もない。やはり熟睡しているようだ。

それから、二度、三度、四度五度と何度もつついてみた。

「やわらか~い」

やはりウシ子さんの反応はない。僕はだんだん大胆になってくる。
今度は手のひらを当ててモミモミしてみる。

「あたたか~い」

やはりウシ子さんの反応はない。
そして益々エスカレートしていく。

僕の手は彼女の乳首をまさぐり、親指と人差し指で輪を作った中に思いのほか大きなその乳首を輪の中に入れて包み込むように掴んだ。


彼女の乳首の根元を銃の引鉄を絞るように、やんわりと人差し指に力を入れた。
銃の場合は人差し指だけを絞ればいいわけだが、この場合はさらに中指、薬指そして小指と徐々に力を入れていかなければならない。

そして優しく、そぉーっと搾ってみた。

「きゃー、出た出た出たぁ」

乳首の先からジワリと乳がにじみ出る。
初めての乳搾りで乳が出た。とてもうれしい。

産む性だとか哺乳類だとか、そんな理屈を越えて素直に感激感動してしまった。

何度か繰り返してコツをつかんだので、少し動作を早くしてみた。

ニュッニュッニュッと規則正しく搾る度に乳首の先から飛び出た白い乳は、小さな放物線を描き、僕の足下の地面に染み込んでいった。

「すげー!」

ますます感激!

彼女は昼間の野良仕事で疲れているのか相変わらず熟睡中である。

「……」

乳を弄ぶ手を止め、しばらく彼女の様子を見ていたが、何をしても起きないと確信し、さらによこしまで大胆な考えが浮かんできた。

「なめてみよう…」

僕は、彼女の乳首を親指と人差し指の間にはさみ、口に含むべく、さらにかがみこんだ。

その時…

「蓮根さぁぁぁん←(仮名)」

と僕を呼ぶ声がした。

ギックゥ~~~~ッッ!!

固まった。

声の方を見ると、一緒に飲んでいたM君だった。

「何やってんすか?」

「あ、いや、ひょっと、うひ(牛)の様子を見てたんらよ」

酔った上に焦ったのでロレツが回ってなかった。

「ずっと戻って来なかったから、家に帰ったかとおもいましたよ。また飲みますよ」

気がつかなかったが、結構長い時間オッパイを触っていたようだ。

「あっ、そっかそっか、悪かったね~」
と謝りながら、詰め所に戻るM君について行った。

途中、M君は急に振り返り、ニヤリと笑いながらこう言った。

「蓮根さん、早く嫁さんもらえば。牛より人間のオッパイのほうがイイでしょ」

シッカリ見られていたのである。

詰め所に戻ってから、口の軽いM君は、これら事をみんなにベラベラとしゃべくりまくっていた。

バカヤロー!

その日から僕は「牛に夜這いをかけた男」として牧場内で有名になりましたとさ。

あ~、なさけない。


アレから十数年、未だに嫁は貰えていません。
  

Posted by 眠月 at 11:52Comments(0)

2016年07月13日

「グリップは左右に引っ張り両手撃ち」



旅行先の射撃場で拳銃射撃のときは38スペシャルだろうが44マグナムだろうがほとんど片手で撃っているのですが、拳銃を撃ち初めた頃はしばらく両手撃ちでした。

両手把持の方法は前に書いたように銃を教えてくれた人の大雑把な指導のため、実弾を撃ちながら自分でグリップの持ち方を試行錯誤、工夫しなければなりませんでした。

左手をでグリップの前に添えたり下に添えたり右手首を掴んでみたり、さらに両腕から全身ガッチガチに力を入れてみたり、逆に思いっきり脱力して撃ってみたりと色々試行錯誤を繰り返していました。


その結果、結局右手はハイグリップ、左手は人差し指をトリガーガード全部に掛けてグリップを左右に引っ張る感じにしてみました。エキスパンダーを引っ張る感じね。
そうすると照準が安定して拳銃を撃つことができました。

その握り方で試しに、狙いが決まってから目をつぶり2、3秒後に引鉄を引いたら普通に真ん中にあたりました。

「お〜、これはいいね、いけるねえ」

というわけで拳銃を撃ち始めてから半年くらいで自分の撃ち方が決まりました。
以前ここに書いた。
「タマ出てビックリ、スロー撃ち」
「的一星七門二割」
で、自分の撃ち方3原則が決まりです。

ちなみに姿勢に関しては足を肩幅くらいにして体を反らせもせず前傾もせず、普通に立って撃っていました。38口径のリボルバーですのでダーティーハリーのように大股にして撃つ必要はありません。そこらへんはテキトーです。そして後は弾数をこなすだけです。


この撃ち方でしばらく射撃の練習をしていたのですが競技会でも同様のスタイルで撃って、個人で入賞したり団体で準優勝、優勝←補欠だけどメダルはもらいましたw) したりと、そこそこ実績は残してきたので、そんなに間違った撃ち方ではなかったように思います。



ただし、これはスローファイヤをメインとした競技会なのでCQBの競技会では通用するかはわかりません。

今度9月下旬にまたグアムに行くのですが、その時は動きを伴った射撃の練習を中心にやっていきたいと思います。


  

Posted by 眠月 at 02:50Comments(0)

2016年07月07日

カウボーイと羊のセバスチャン

m
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
ウエスタンをモチーフにしている観光牧場に勤めていたときのコスプレ写真。

今回はその牧場の話。

その観光牧場には、セバスチャンと言う名前の子羊がいた。
この羊、産まれた時から個人的に飼われていたらしいのだが、事情があって牧場に引き取られた。
そのときに、この子羊の名前をつけることになり、乗馬の責任者が
「羊だからセバスチャンでいいだろ。羊のセバスチャンな」

それは執事だろ!
アンタは江戸っ子か!
つーかハイジかよ!

というツッコミもなく、アッサリとセバスチャンに決まった。

他の羊は柵の中で飼育されているのだが、セバスチャンだけは牧場内で放し飼いになっていた。
なぜならこの羊、人間が大好きで、とにかく人なつっこいからである。
おそらく前の飼い主にとても大事に育てられたんだろうね。
一匹で牧場内を散歩しているときに観光客を見かけると、メェ~とか鳴きながら近寄っていく。
膝?を曲げず僅かにお尻を降って歩くその後ろ姿はなかなかセクシーだ。
僕のいた作業所にも勝手に入ってきて「相手してくれ~」と言わんばかりに近づいてくる。
そこはそれ、なついてくると可愛いので頭やウールの背中を撫でて相手をしてやるのだが、彼(彼女?)の去った後にコロコロしたウンコとオシッコの置き土産があったのには閉口した。

この羊のセバスチャン、遠足の子供達や修学旅行生など大勢の人がいるところも大好きで、その集団に近寄っては愛想を振りまき、牧場の人気者になっていた。
相変わらずコロコロウンコとおシッコも振りまいていたけどね。

そんなある日、とある幼稚園の園児達が見学に来た。
フロント係のM君が牧場内を案内して歩いたのだが、その様子を遠目で見てたセバスチャン、さっそく園児達にトコトコ近づい来た。

「めぇ~ぇ」

「あの羊はセバスチャンという名前ですよー」
と説明するM君。

「かわいい~」
「セバスチャーン」
「メェメェ」
「にゃあにゃあ」

園児達に囲まれ、もみくちゃになっている人気者のセバスチャン。
しばらくその様子を眺めていたM君だが、時間が迫ってきた為、園児達を次のコーナーまで移動させようとした。
しかし。園児達は人気者のセバスチャンから、なかなか離れようとしなかった。
M君は少し考えてこう言った。

「さあ皆さん! 今日のお昼のジンギスカンは、このセバスチャンを食べちゃうんだよぉ。おいしそうでしょう」


一瞬の沈黙。


「え~っ」
「やだぁ~」
「かわいそう」
「食べちゃらめぇ」
「やめてぇ」

子供達は騒ぎ出した。
「ジンギスカン食べない~っ!!」
と叫び出し泣き出す子供まで出て、その場は一種の恐慌状態になっていた。


「あーウソウソ、冗談だからね~。セバスチャンは食べないよぉ。食べるのは他の羊だよ~」
と、あわてて取り繕ったが

「やだ~やだ~、ほかの羊も食べるのやだ~」
もう、収拾がつかない。
そこでM君、セバスチャンを追い払って、園児達を無理やり次のコーナーまで移動させた。



「いやぁ、あの時はまいりましたよ」
とM君は言うが、子供達にトラウマのようなものを残したのかも知れない。
実際、その日の昼食でジンギスカンを食べる事ができた子供が何人いただろうか。
罪なM君ではある。


それから暫くして、僕は牧場を去る事になったが、当時ラム肉だったセバスチャンは元気にしているだろうか。

もう立派なマトンになって観光客になついているのだろうか。

もしかしたら……

もしかしたら、もう既にジンギスカンになって牧場の従業員か観光客に食べられちゃったのかも知れない。



うまそうだったからなぁ…
  

Posted by 眠月 at 06:55Comments(0)

2016年07月06日

ホルスターを作ってみます



十数年前北海道の観光牧場に勤めていたことがあるのですが、そこは西部劇をモチーフにした牧場でした。

そこで乗馬か施設管理の仕事につくつもりでしたがなぜかバターやウインナー作り、陶芸やレザークラフトの講師のような仕事をするようになってしまいました。

カウボーイになりそこねました。


昨日旅行会社に行って9月下旬のグアム行きを決めたので、牧場で覚えたレザークラフトのやり方でM66に合うようなホルスターを作ってみたいと思います。

というわけで実家に放置してあった牛革を持ってきました。

いつも革製品を作る時は行き当たりばったりで作るので、どんな風になるかはわかりませんが9月下旬までは完成させようと思います。

実銃ネタが思いつかない時は牧場ネタも書いてみたいと思うけどカテゴリ違いになるのかな?

でもネタがない時は書いてしまうかもしれないです( ^ω^ )
  

Posted by 眠月 at 20:22Comments(0)

2016年07月02日

射撃場で一目置かれる方法




海外の射撃場に行って射撃場の人に一目置かれる方法を自分の経験から書いてみましょう。

まず、射撃場に行ったら撃ちたい拳銃を決めるわけですがオーソドックスな4インチの38口径のリボルバーを選びます。

2インチだとあたる気がしないし6インチだと前重心過ぎて照星が震えて照準が決まりません。
4インチのKフレームのS&Wが自分にとって一番撃ちやすいからです。

自動拳銃はセイフティかけ忘れたり←アブねえな)、はずし忘れたりするしマガジンに弾を込めるのがめんどくさくて苦手なのでパスします。

弾は38スペシャルを選びます。
357マグナムを選んでしまうと反動が強くてビックリするからです。

そしてインストラクターさんから銃の扱いかたや注意を真面目に聞いたあと、いよいよ射撃をすることになります。

標的は室内射撃場だったら10から15メートルくらい、野外だったら15から25メートルくらいに紙の的を設置してもらいます。

書き忘れましたが、服装については間違ってもサバゲーで着るような迷彩服やメイド服、ましてや和装というような奇抜な格好をして行かないことです。
気合いの入れた格好をして全然弾があたらなかったら、とっても恥ずかしいからです。

ちなみにこれは和装で気合を入れて454カスールのレッドホークを撃ったのにカスりもせずにハズしてしまった恥ずかしいヒトの動画
↓↓↓↓↓↓↓↓↓



↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
あ、俺だ。。。

服装はごくごく普通の観光客といった格好にしましょう。

射撃場によってはインストラクターさんが弾を込めてくれたり、自分で装填するところもありますが、そこはそれ射撃場のルールに従います。

そして紙の的に向かって両手撃ちで拳銃を撃つことになるのですが、日本で撃てない銃を撃つからといって決してワクワク感を出しはいけません。
日常の道具、例えばハサミやホチキスを扱うような気持ちで扱います。
ただし安全には充分気をつけます。

撃つ時はダブルアクションで撃ったり、連射したりせずにシングルアクションでじーっくり狙って初弾を撃ちます。
スローファイヤですね。

20メートルくらいの距離までならば38口径の弾痕は認識できます。←老眼
的の中心に命中すれば結構ですが、中心から外れても決して照準や狙い所を修正してはいけません。
初弾を狙った所を一発一発大事に撃っていきます。
的の中心から少しくらい外れていても10メートルなら5センチ、20メートルの的なら10センチにくらいに弾痕をまとめるのが大切なのです。

そして数発撃ったあと「片手でいいですか?」「ワンハンドOK?」などとインストラクターさんに聞いて片手撃ちの許可を得てまた数発発射。
片手でもだいたい同じようなところに弾痕をまとめるのがポイント。

撃ち終わったら的を見て、中心に弾痕がまとまっていれば
「ん〜、いい銃をですねえ」
中心から外れたところにまとまっていれば
「ん〜、銃かなあ、それとも自分のクセかなあ」
なんてつぶやいてみたりなんかしちゃったりなんかしちゃったりします←広川太一郎

そうすると
「うまいですねぇ、警察関係者ですか?」
「自衛隊の方ですか?」
または
「プロフェッショナル? プロフェッショナル? あんたプロだろ?」←超意訳
なんて聞かれます。

これは射撃場の人からの最大の褒め言葉だと思いますが、実際は時給何百円かでビル管理の下請の仕事をしているので
「いえ、違います」
とか
「ノー、アイム、ジャストアンクル」とか答えます。
チョット顔がニヤつきます。

普段仕事では元請けの社員に
「早く水漏れ直してよねー」
パートのおばちゃんには
「この前のドアノブまたはずれたわよ。ちゃんと直したの!!」
てな文句を言われ夜勤明けの朝、寝坊して門を開け忘れてこっぴどく怒られてしまった自分もこの時だけは少しだけ輝いていたかな、なんて思っています。


ただし弾数は、いくらもっと撃ちたくても30発程度に留めておきます。
40、50発、それ以上撃つと集中力が続かずハズしまくってボロ出まくり。
いいところで切り上げてさっさと射撃場を後にします。


今度9月か10月にまたグアムに行く予定です。



前回60ヤードの射撃に成功したので、今度は100ヤードに挑戦してみたいと思っています。


















  

Posted by 眠月 at 10:35Comments(0)

2016年06月23日

韓国で射撃 その3 蛇足編



ひととおり拳銃を撃って満足し射撃場を出たが、そういえばメシ食ってないじゃん。
時間は午後10時。
ふと日本料理と漢字で書かれた居酒屋の看板が目についた。

そこで刺身とコチュジャンソースの唐揚げを食べ、アツカンでほろ酔いになって店を出た。

さて、寝るとこどうしようか・・・

実は今回の韓国旅行、往復の航空券だけ頼んで、ホテルは全く予約していなかったのである。

パリやマドリードだったら街を歩けばHOTELの看板がすぐ目について行き当たりバッタリの飛び込みでもすぐ宿が確保できたが、僕の歩いている範囲のソウルの街ではなかなか見つからなかった。
もちろん大きなホテルはあるが宿泊費が高そうで僕にはどうにも入りにくい。

どうしよう、安宿見つからなかったらどうしよう、一晩歩き回るか、それとも駅の地下の階段でも寝るか、そういえば寝てた人もいたし・・・
仲間に入れてもらおうかなあ、でも凍死したらどうしよう・・ ・
12月のソウルはとても寒い。

居酒屋で長居しすぎたため時間は午前0時半を回っていた。

先ほどまで賑やかだった明洞。

ほとんど人が歩いていない。
とりあえずソウル駅まで行ってみよう。
行けばなんとかなるだろう。
そう考えながら歩いていたら1人の男が近づいてきた。
くたびれたスーツを着た60がらみのおっちゃん。

「あんた中国人か日本人か」

と声をかけてきた。
一見して旅行者と見られたのか。
しかし、日本語で話しかけてきて、中国人か? もないもんだと思いながら

「日本人だよ」

「なぁ、あんた、女、 一晩、3万円だよ」

なんだポン引きか。
ん? 女ひと晩3万円?
3万かあ。
地元のお風呂だと1時間1万5,000円の2回分か。
怪しい地区の店だと30分1万だったような・ ・ ・
だとすると3万円で1時間半。
それが3万円でひと晩か。
ひと晩だと5、6時間。
チョーお得じゃん!

と、酔った頭の中で0.3秒で計算し判断した。
ちなみに0.3秒はアランラッドの抜き打ちより早い。

地元価格はあくまで人から聞いた話なのだが←ホントだよ
その基準だとコストパフォーマンスも申し分ない。

だがしかし、やっぱり3万円は自分にはちょっとキビシイ。
と言うより今回の訪韓の目的は射撃だ。
前回に続いて夜が明けたらもう1度射撃場に行って1万5000円で拳銃50発を撃つ予定なので1、2発撃つため(年齢及び酩酊の為、不発の畏れもアリ)に3万円も消費するつもりはないのである。

つもりはないのだけれども、海外じゃ値切るのは当然のこと。
もっと安かったらいいかなと思い、聞き間違えたフリをして

「えっ、3万ウォン? いいねぇ。 わかったいま払う」

財布を取り出した。
3万ウォンは当時のレートで2千円強。

「違う違う、3万ウォンじゃないよ。3万円!」

「3万ウォン? わかったわかった。安いねー、韓国っていいところだねー、最高だねえ」

3万ウォンを取り出す。

「3万ウォンじゃなくて3まんえんっ!」

「ウォンでしょ、ウォン」

「円だよ、えん!」

「ウォン? ウォンだよね?」

「円! 円!」

「ウォン? ウォン?」

「円、円、え〜ん」

「ウォン、ウォン、うぉ〜ん」

「え〜ん、え〜ん、え〜ん」

日韓泣き比べになってしまってラチがあかなくなってしまったので気がついたフリをする。

「えーっ、3万、エ、ン、なのぉ、チョット高いねえ。もうちょっと安くなんないのお?」

と聞いたが、おっちゃんは首を横にふる。安くならないようだ。

「じゃ、いいや」

とりあえず断ったが、良く考えれば女性をあてがう商売のこのポン引きのおっちゃん、当然安宿も熟知のはず。

「ねえねえ、女はいらないからさぁ。どっか安いホテル知らない?」

ポン引きのおっちゃん、少し考えて

「わかった、じゃあ、ついて来なさい」

と言われてひょこひょこついて行く。

「乗って」

「は〜い、失礼しまーす」

異国で怪しいおっちゃんの車に乗るのも警戒心が無さ過ぎなのだが、酔っ払っていたのでどうでも良くなっていた。

2、3分で明洞からはずれた街の雑居ビルの前に車は停車した。

「ここだよ」

こりゃわかんねぇわー。

ビルには縦横50センチの看板にひと文字4、5センチ角のアルファベットでLion Hotelと書いてある。

これじゃあ普通に街を歩いてても見逃すはずだ

「で、いくら?」

おっちゃんはフロントに聞いてくると言いながら二階に上った。

「7万ウォンだよ」

7万ウォン。
日本円にすると五千円弱か。
まぁ普通だね。
とりあえずおっちゃんに7万ウォン渡した。

「あ、領収書もたのむね。旅行の記録なんだから」

おっちゃんはちょっと動揺してたようだが

「頼むよー、領収証、領収証、りょーしゅーしょー、リョーシューショー」

領収書領収書と騒ぐもんだから、おっちゃんはしぶしぶフロントに頼んで領収書を持ってきた。

これでやっと寝れる。

「わるいねぇ、じゃこれ受け取って」

と僕はおっちゃんに1万ウォンを差し出した。

おっちゃんは「いやいいよ」と言って受け取らなかった。
なんだ、怪しいと思ってたらいい人じゃん。

「ありがとねー」

おっちゃんは先ほどの車に乗って去って行った。

たぶんまた明洞に戻るのだろう。今度はちゃんとしたスケベオヤジが見つかるといいね。

そう思いながらフロントから鍵をもらいホテルの部屋に入った。
部屋に入ると奥はベッド、右側は三畳ほどのガラス張りのトイレ兼用のシャワールーム。浴槽がないため広く感じる。
おお、いかにもって感じの部屋だあ。
さて寝るべ。
荷物を放って服を脱ぎ捨て、ベッドに飛び込む。
ふと枕元を見ると避妊具が3つあった。

み、みっつぅーっ!?

すげぇ、韓国人、すげえ、日本だとこういう所は、たしか1つか2つじゃないかな、よくわかんないけど・・・

それが3つ!

さすがキムチと徴兵のある国だ。日本人とはそういったパワーと言うかバイタリティーが違うかも知れない。

妙な事で感心していたが、さすがにもう眠くなったので寝ることにした。
もちろん枕元の避妊具は使う必要はない。

そして朝。

真剣に射撃をした夜は例外なく熟睡できる。
標的への集中でかなり神経を使ったからだろう。
二日酔いもなくスッキリと目覚めた。
時間は9時過ぎ。
ガラス張りのトイレ兼シャワールームでサッパリした後考えた。

次のホテル探すのめんどくさいからもう1泊しよ。
宿代も五千円位だから予算の範囲内だし。
じゃ、飯でも食いに行こう。

外出の準備をして早速フロントに向かった。

「アンニョンハセヨ、あー、あー、アイ、ステイ、ワンモアoneday、ワンモア、おけ?」

7万ウォンと書かれた領収書を見せて

「7万ウォンオッケー、アイペイ7万ウォンおけ?」

自慢じゃないが、僕の英語は実力は日本の中学1年の二学期レベルに達している。

フロントの女の人に7万ウォンと鍵を押しつけるようにして

「チョヌン シクサカムニダ」(私は 食事 行くです←直訳)

「アンニョンイガセヨー」(行ってらっしゃーい←意訳)

完璧な中1の二学期レベルの英語と旅行会話レベルの韓国語で僕の真意が伝わった。
これでひと安心。
心置きなくソウルの街を散策できる。

初めての朝のソウルの街は天気が良く、意外と爽やか。
あてもなく歩いていたつもりがまた明洞の街に来てしまったようだ。宿泊先のホテルからすぐ近かったんだね。

目についた食堂ででアワビのお粥とビール注文。
朝食を済ませ、店を離れ少し歩いて、あることに気がついた。た

やべえ、酒飲んでしまった。テッポー撃てねえじゃん。
さすがに酒気を帯びての拳銃射撃はヤバイだろう。
じゃ、ホテル戻ってもうひと眠りして酔いを覚まそう。

ホテルに戻り、入口から二階にあがりフロントに向かった。
フロントは僕と同年代の男の人に変わっていた。

「マイキープリーズ」

部屋番号を伝えて鍵を受け取った。
そして部屋に戻ろうとするとフロントの人は僕の腕をつかみ韓国語で何か言っている。
そして頭を下げて非常に申し訳なさそうな顔をしている。

「えっ? なになに? ホワット? ウエヨ?」

びっくりして固まっているとフロントの人はおもむろにレジからお札を取り出し、僕に押し付けた。
訳もわからず受け取ってみると1万ウォン札が3枚。

「えっ、なになになにそれ」

言葉が通じないため、彼は脇にあったメモ用紙に70000と書いてその上にバツ印をつけた。
次に40000と書いてそれを丸で囲った。

「あっ、やられたあぁぁぁ!!!」

ポン引きのおっちゃん、僕に宿代は7万ウォンと言って受け取り、その中からホテルには正規料金の4万ウォンを支払い、残りの3万ウォンをしっかりパクりやがったのである。
とんでもねえ野郎だ。

最初から胡散臭くて怪しい奴だと思ってたぜ、ちくしょー←負け惜しみ


フロントの人のメモでポン引きのおっちゃんの悪業が理解できた僕は

「OK、りょうかい、アルゲッソヨ」

申し訳なさそうに何度も頭を下げているフロントの人に3万の中から1万ウォンをチップとして渡し、僕は部屋に戻った。



それにしてもあのポン引きのおっちゃん、この犯行をいつ思いついたのだろう。
安宿を紹介してくれと言った時点で思いついたのだろうか。
それともこういった事はおっちゃんにとって日常茶飯事なのか。
領収書をくれと言った時に動揺していたのは犯行がいずれバレると思ったからなのか。
お礼の1万ウォンを受け取らなかったのは良心の呵責なのか何なのか。

フロントの人も黙っていればこちらも通りすがりの旅行者なんだから分かりゃしないのに正直な人なんだからあ、まったくもう。

負け惜しみではないが、正直なところ冬のソウルの街をさまようハメになりそうなところをおっちゃんのおかげでホテルが見つかり熟睡できたし、話のネタにもなった。
実際5,6人にもこの話をしたし、今現在日記のネタにしている。


後日談だが、帰国からひと月くらい経った頃、明洞で警察によるポン引きの一斉摘発が実施されたと韓国ニュースの翻訳サイトで知った。

あのおっちゃんも逮捕されたんだろうなあと思うと笑えた。



射撃の話ではなくてごめんなさい・・・  

Posted by 眠月 at 15:51Comments(2)